空調衛生設備ならではのやりがいと、
大東だから得られた達成感。

interview

インタビュー

Profile

技術部 設計 Y.I

2019年入社。前職ではハウスメーカーの営業として幅広い実務に携わり、間取りの設計経験も持つ。結婚を機に岐阜への移住が決まり、転勤の可能性がなく、安定した業績を誇る企業を探し求めていたところ、大東と出会う。設計職として入社し、現在に至る。

専門性が高く、
奥深い空調衛生設備。

建設業界で培った知見はあったものの、空調衛生設備にはまた違った視点が求められます。それぞれの工事に必要な情報量の多さに、最初は思わず圧倒されました。例えば、ひとことで配管の設計といっても、流体によって特性はまるで違うため、勾配の取り方も変わってきます。空調がなぜ涼しくなるかといった根本的な話も、仕組みを知っていないと理解は難しく、私も実務を通してこつこつと専門知識を蓄えていきました。経験豊富な先輩とチームを組んでひとつの現場を担当するため、活きた知識を育めます。私も3年目を過ぎた頃からはひとりで図面作成を任されるようになり、難しさと面白さを感じる日々をおくっています。


大きい案件に
イチから携われる手応え。

空調衛生設備は、特に建物の規模が大きくなるほど、設備の種類も量も増え、複雑さが増します。建築会社から依頼があった段階では設備のおさまりまでは考慮されていないことも多く、現場に無理が生じないように、設計が調整役を担うこともあります。その他にも、現地調査や役所への許可申請を行ったり、工事に伴う近隣トラブルの未然防止に努めるなど表立って動く機会も豊富で、自分の手で動かしている手応えを感じます。また、トラブルの未然防止では住民の方が気にされる点を予測しやすく、前職で住宅に携わっていた経験を活かせていると感じています。忘れられない仕事は数多くありますが、その中でも2年目に初めて自分で図面を手掛けた案件は特に印象的です。機械部品を製造する4階建ての大きな工場で、私は空調と衛生設備を担当しました。何もなかった更地が徐々に工場として形になり、機能を帯びていく様子には、素直に感動を覚えました。


連携は、部署を超えて。

設計の役割として欠かせないことは、現場に意図がしっかり伝わることだと思います。図面に細かく指示を書く、心配な点は確認をとるといった細やかな配慮を忘れず、現場との連携を密にとりながらすすめています。設計時に苦心するのは、やはりおさまりが難しい案件。最近の意匠的なトレンドとして全面ガラス張りの建築物が増えており、複雑な能力計算を要する際には、毎回試行錯誤しながら落としどころを調整しています。施工管理スタッフには引継ぎ会で漏れなく共有しますが、手をかけた設計ほどその後の進捗も気になるもの。「その後どう?」と気軽に聞ける風土なので、必要に応じて意見を交わしながら全員で品質を守っています。